めるちゃんは白血病キャリア③
昨年のめるちゃん白血病発覚まで
猫の白血病について何も知らなかった私は、
ブログをとにかく読み漁りました。
白血病も、生まれつきの場合と、そうでない場合と深刻度はいろいろですし、症状も様々なので、読んだ情報が参考になるかどうかもわからないですが‥
やはり、信頼できる獣医さんと、とことん話をして、質問することが1番納得できます。
友達に、めるちゃんももしかしたら発症してるか心配だったら、レントゲンとか行ってきた方がいいと思う、と言われ、すぐに病院へ。
家からすぐで、とても優しい先生です。
めるちゃんは生まれてから数ヶ月猫風邪がひどく目もグシュグシュで、何回も注射や飲み薬、目薬もらいに通いました。
やはり、白血病キャリアの子は免疫力が弱いようです。
左目は治りきらず、今も瞬膜が目頭のところから常に出てる状態です。
でも、一時は治らないかも、というほど酷かったので、きれいな目になって本当に嬉しかったです。
今年の1月、病院へ健康状態を聞きに行きました。
発症したら、あっという間のことなので、
早く病院へ連れて行ったから大丈夫というわけではない、ということでした。
いつもより呼吸があらかったり、様子がおかしくなったら検査するけど、今は大丈夫、とのことでした。
そして、白血病の病気について、
抗ガン剤治療というものについて説明を受けました。
まず、この子は10年20年生きる猫ではない、
1年しか生きられない生き物。
それを理解すること、と言われました。
私はいつしか、ずっと一緒にいられると病気の怖さを忘れようとしていたのかもしれません。
そして、抗ガン剤治療をすることのリスクについても言われました。
発症すれば、このままだと1〜3ヶ月の命と言われるけど、抗ガン剤をしても一度良くなったように見えるだけで、治るわけではない。
3ヶ月ほど、寿命を延ばすだけ。
その延命を、本当にしたいかどうか。
それは、人間がこの子とのお別れを少し先延ばしにしたいという、飼い主のための延命では?
そんな話をされました。
私は、涙が溢れて泣いてしまいました。
そうすると、ちょうど良い位置にティッシュペーパーが設置してあって、先生はそれを私に促し、とにかく優しく言いました。
私の病気の理解が足りなかったので、
たくさん説明してくれました。
トトちゃんが呼ばれるお部屋と、めるちゃんが呼ばれるお部屋が違うのは、病気の子と健康な子の部屋を分けている事に気付きました。
ティッシュはここでたくさんの飼い主さんが説明を受けた時の涙のため。
近所の先生は、抗ガン剤を反対という意見でした。
今までも猫の死の間際に点滴で命を1日でも長く、とつないでいましたが、
それは本当に正しかったのか、今もわかりません。とにかく弱ってる子を何とかして欲しいと駆け込み、出来ることはいつも皮下点滴しかなかった。
ただ、なるべく苦しくなく最期を過ごして欲しいと思います。
そして、現在3月になりました。
友達のサビ猫ちゃんは、先生を信頼して毎週抗ガン剤治療を始めて、良くなってきて効果も感じているそうです。奇跡的です。
病院によって、抗がん剤もいろいろで、先生の対応も様々なようです。
黒猫ちゃんの方は、もう良くないと聞きました。
抗ガン剤治療に最初は良かったのですが、だんだん身体が弱ってきて、副作用に動揺した先生も慣れていないようで、いろんな抗ガン剤に変えたことで、
余計に悪くなってしまっているらしい、との話でした。
副作用が出ても、そのまま続けたら良かったのに‥という話でした。
何を選ぶかは、飼い主が決めることしか出来ません。
猫は話せません。
発症した時、私はどうするか。
その日が出来るだけ先の未来であるように願います。